ＦＣ東京　吉本　敗戦の危機救う「あれが仕事なんで」

Ｊ１第３３節 ＦＣ東京０―０甲府

（11月29日 中銀ス）
　ＦＣ東京のＤＦ吉本一謙（２６）が２９日のアウェー甲府戦で、思いっきりの良いプレーでチームを敗戦の危機から救った。

　チームが前がかりになっていた後半３０分、相手の速攻から途中出場のＦＷクリスティアーノに抜け出され、ペナルティーエリア内への進入を許した。だが、素早く戻った吉本がスライディングでボールをカット。この日最大のピンチを救った。

　吉本は「（ボールに）触れる自信があったから滑った。あれが仕事なんで」と淡々と振り返り、「勝ち点３が欲しかった。残念な気持ち」とスコアレスドローに終わった試合を悔やんでいた。