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C大阪 J2降格…ホーム最終戦あいさつで大ブーイング

[ 2014年11月29日 16:51 ]

<C大阪・鹿島>鹿島に敗れJ2降格にガックリのC大阪・フォルラン(中央) 

J1第33節 C大阪1―4鹿島

(11月29日 ヤンマー)
 J1第33節は各地で行われ、本拠地で鹿島と対戦したC大阪は1―4で敗れ、最終節を待たず01年、06年に続いて3度目となる、J2降格が決まった。

 ホーム最終戦のため、試合後に今季限りでの退任が決まっている岡野社長がサポーターへのあいさつを行ったが、怒号とブーイングが巻き起こり、その後選手は場内を一周した。

 今季C大阪は開幕前には2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で得点王&MVPに輝いた、当時34歳のウルグアイ代表FWフォルランを年俸6億円で獲得。だが、高年俸に見合う活躍はできず、2試合連続フォルランがメンバー外となり、スーツ姿でゲームセットを迎えた。

 また、昨季J1で得点ランク3位の21得点をマークしたエースFW柿谷がバーゼルに移籍した後、ブンデスリーガで通算88ゴールを誇る元ドイツ代表FWカカウ(33)を年俸3億円で獲得したが、こちらも期待ほどの活躍ができず、前節に続いてこの日もベンチスタートとなった。

 スタンドには「史上最攻は経営だけ 大事な強化は空回り 20年間の経験を財産にできないクラブに花は咲くのか?」という横断幕も掲げられた。

 J2降格となれば、若手を中心に大量流出の可能性も出てくるだけに試合後、大熊監督は「申し訳なく思っている」と肩を落とし「最終戦、プロとして最後まで戦う姿勢を見せていきたい」と語るのが精いっぱいだった。

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2014年11月29日のニュース