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C大阪・大熊監督 正念場で“大勝負”のフォルラン&カカウ外し

[ 2014年11月29日 05:30 ]

C大阪の練習場では残留を信じるサポーターの横断幕が掲げられた

J1第33節 C大阪―鹿島

(11月29日 ヤンマー)
 信念の采配で生き残る。現在17位のC大阪は、29日に負ければJ2降格が決まる鹿島戦(ヤンマー)を控え、28日に大阪市此花区で最終調整。元ウルグアイ代表FWフォルランは、状態は万全ながら2試合連続でメンバー外となることが確定した。超高額助っ人外しを決めた大熊監督は「(18人の)みんなを信頼しています」と迷いなく言い切った。

 さらにセットプレー練習では、前節・仙台戦で途中出場から起死回生の同点弾を決めた元ドイツ代表FWカカウが控え組に。再びベンチスタートとなる可能性が浮上し、やる気をなくす素振りを見せた助っ人FWをMF長谷川がなだめるひと幕もあった。主力組の2トップにはユース出身者の南野と永井が入った。

 18人のメンバーは前節から入れ替えなし。フォルランを外して降格となれば批判必至ながら、指揮官は「戦っている姿を見せて、その上で勝ち点3を取りたい」と勝利だけを見据えた。U―18時代から大熊監督の指導を受ける南野も「やるしかないんで」と気合い十分。今季ホーム最終戦での悲劇は何としても阻止する。

 ▼C大阪のJ2降格決定条件 ホームの鹿島戦に●ならば16位以下が確定し、他カードの結果にかかわらず来季のJ2降格が決まる。△の場合は14位仙台(徳島戦)と15位清水(柏戦)がともに○か△ならば降格決定。仮に○でも仙台、清水がともに○ならば降格となる。それ以外の場合は最終節まで持ち越し。

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2014年11月29日のニュース