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18、22年W杯は妥当と結論 ロシア、カタール招致疑惑

[ 2014年11月13日 21:44 ]

 サッカーの2018、22年ワールドカップ(W杯)招致の不正疑惑を調査した国際サッカー連盟(FIFA)倫理委員会の裁定部門トップを務めるエッカート氏は13日、開催地の再選考を行うほどの重大な不正の証拠はなく、18年ロシア、22年カタール両大会の開催を妥当と結論づけた。倫理委員会の調査部門が9月に提出した報告書に基づき、声明を発表した。

 カタールの招致には透明性の欠如などを指摘したが、同国出身でFIFAの有力理事だったハマム氏(12年に永久活動停止処分)の不正献金は、自身が立候補したFIFA会長選のためでW杯招致とは無関係とした。ロシアは招致委員会が当時使用していたコンピューターが廃棄されていることなどを理由に、不正を裏付ける証拠が得られなかった。

 22年大会に立候補した日本はFIFA幹部や理事、その妻らに700ドル(約8万1000円)~2000ドル(約23万2000円)相当の贈答品を渡した事実はあったが、招致活動への影響はなかったとした。

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2014年11月13日のニュース