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大野&ラファエル 1カ月ぶり合流…22日FC東京戦復帰目標

[ 2014年11月13日 05:30 ]

ケガも癒えて、チームの練習に合流したラファエル(左)と大野

 新潟はオフ明けの12日、聖籠町のクラブハウスで2部練習を行った。ケガで離脱していたDF大野和成(25)、FWラファエル(22)、GK黒河貴矢(33)の3人がそろって練習に合流。大野、ラファエルは実戦練習にも参加するなど、リーグ戦再開となる22日のアウェーFC東京戦出場に向けて復活の一歩を踏み出した。

 大野とラファエルにとっては、約1カ月ぶりのチームメートと一緒の練習。午後から合流した2人の笑顔がはじけた。

 両足の股関節痛で離脱していた大野は「まだ痛みはゼロではないけど、やれる痛みになった。完全に治るのを待っていたら(リーグ戦が)終わってしまう」と話した。10月5日のホーム川崎F戦まで9試合連続で出場していたが、慢性的な股関節の痛みを和らげるために痛み止めの薬を飲みながら奮闘していた。

 「毎試合、痛みとつきあいながらやってきたけど、川崎F戦で力尽きました」。苦笑いを浮かべながら当時を振り返る。今では「痛み止めも飲まずにやれている。みんなとサッカーがやれて良かった」と言う。残り3試合の今季終了前に復帰を果たし、ホッとした表情を浮かべた。

 復帰戦の目標となるFC東京戦は、CB舞行龍が累積警告で出場停止となる。「チャンスだと思うし、そこでいいプレーをするために、この2週間で上げていきたい」。対人やフィジカルに不安はあるものの、10日後の試合出場へ向けて決意をにじませた。

 ラファエルは、右腿のケガから復帰したばかりだった2日のホーム鹿島戦のアップ中に、今度は左内転筋を痛めて離脱。「そんなに強いウオーミングアップではなかったが、ボールを蹴ったときに違和感を感じて、このままではチームの邪魔になると思った」と試合出場を回避した。

 「凄く悲しかったし、チームを助けることができなくて悔しかった」。その思いをリハビリに向けてきた。実戦練習では早速復帰したばかりとは思えない動きで2ゴール。「いい形で1年間を終わりたいし、ゴールを決めたい」とこちらもFC東京戦に向けて準備を進めている。

 柳下監督は「みんな戻ってきて良かった。あとはフィジカルを上げたり、リバウンドを見ていかないと」。ベンチ入りの18人に満たない試合もあったこの1カ月。残り3試合となって、やっと総力戦で戦う準備ができあがった。 

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2014年11月13日のニュース