×

磐田、荒田元社長へ弔い白星を!名波監督「いい報告したい」

[ 2014年11月13日 05:30 ]

パスゲームで汗を流すFW前田(右)、奥は名波監督

 今季最後のホームゲームで、天国に白星を届ける。95~01年に磐田の社長を務めた荒田忠典氏が11日午後7時55分、病気のため浜松市内の病院で死去した。81歳。磐田の前身・ヤマハ発動機サッカー部創設に携わり、社長在任中の97、99年にはリーグ年間優勝、98年にはナビスコ杯優勝と3つのタイトルを獲得した。黄金期を築いた荒田氏に哀悼の意を込め、クラブは次節15日山形戦のキックオフ前に黙とう。選手とスタッフは喪章をつけて試合に臨む。

 荒田氏が社長に就任した95年入団の名波監督は、訃報に触れ「いい報告ができるようにしたい」と話した。入団前、スカウトを通じて聞いた「日本人だけで(アジアの)チャンピオンになる」という荒田氏の強い意向が、今も最も感銘を受けた言葉として刻まれているという。9月末の監督就任時には荒田氏が病床に伏していたため、直接の会話はできなかったが「“頼むぞ”という思いだったと自分では理解している」と明かした。

 同じく在任中を知るFW前田も「“おまえの親父は元気か?”とか、常に気にかけてくれた」としのび「本当に良くしてもらったので残念ですけど、荒田さんの分まで頑張りたい」と語った。

続きを表示

2014年11月13日のニュース