ネイマール　ドゥンガ監督の代表１６カ条発表直後に“反旗”

　ブラジル代表主将のＦＷネイマール（２２＝バルセロナ）が、ドゥンガ監督の定めた“規律”を早々と破った。

　同監督は２３日、１１月の親善試合メンバーとしてネイマールら２３人を発表し、代表招集中の選手が守るべき行動規範１６カ条を決めて通達したと明かした。内容はイヤリングや帽子などの着用禁止、携帯電話の使用制限や試合前の国歌斉唱に加え、政治的発言を避けることも含まれているが、ネイマールは発表から数時間後、２６日のブラジル大統領選でネベス候補を支持すると動画サイトで表明。「候補を選ぶのは民主主義の権利だ」と言い切った。

　厳格なドゥンガ監督は９月、門限に遅れたＤＦマイコン（ローマ）を代表チームから追放。１６カ条については「禁止規定ではない」としながらも規律を破った選手は外すことも検討していると話しており、自身が主将に選んだネイマールの処遇が注目される。

≪ブラジル代表メンバー≫
【ＧＫ】
ネト（フィオレンティーナ）、ラファエウ（ナポリ）、ジエゴ・アウベス（バレンシア）

【ＤＦ】
ダニーロ（ポルト）、マリオ・フェルナンデス（ＣＳＫＡモスクワ）、アレックス・サンドロ（ポルト）、フィリペ・ルイス（チェルシー）、ダビド・ルイス（パリＳＧ）、マルキーニョス（パリＳＧ）、チアゴ・シウバ（パリＳＧ）、ミランダ（Ａマドリード）

【ＭＦ】
ルイス・グスタボ（ボルフスブルク）、ロムロ（スパルタク・モスクワ）、フェルナンジーニョ（マンチェスターＣ）、カゼミロ（ポルト）、コウチーニョ（リバプール）、オスカル（チェルシー）、ウィリアン（チェルシー）、ロベルト・フィルミーノ（ホッフェンハイム）

【ＦＷ】
ルーカス（パリＳＧ）、ダグラス・コスタ（シャフタール）、ルイス・アドリアーノ（シャフタール）、ネイマール（バルセロナ）