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川又 苦渋の決断だった…「こんな感じで離れるのは凄く悔しい」

[ 2014年8月13日 07:30 ]

クラブハウスを訪れた川又

 新潟のFW川又堅碁(24)が名古屋へ完全移籍することが決まり、12日に発表された。オファーを出したクラブの関係者と代理人、川又本人が11日に新潟で話し合い、ポジションを空けているという名古屋に決定した。

 川又は、聖籠町のクラブハウスで取材に応じ「移籍はきのう(11日)決めた。自分の中では、難しい判断だった」と話した。「新潟に残るつもりだったし、最初から移籍するつもりはなかった」とも話し、気持ちの整理がつかない心境を吐露した。すっきりしない決着となったが、神田勝夫強化部長は「(Jリーグ)中断明けから18人のメンバーに入れず、この状況が続くなら移籍も視野に入ることは感じて、相当悩んでいた」と明かす。「キャンプ中から、持ち味のギラギラした泥臭さやゴール前の勢いが消えていた」と川又自身の不調も認めた。

 その中で、3年の契約延長を川又側が保留。それがベンチ外の理由との臆測が流れ、争奪戦に発展したが「選手がかわいそうだし、堅碁がクラブに居づらい状況になってしまった」と話した。

 川又は「後半は10点以上は取りたいと。ベンチ外は真しに受け止めていたし、自分自身が悪い」と言う。「この形(での移籍)は望んでいなかった。自分の口からいろいろ言うと誤解を生む。こんな感じで新潟を離れるのは凄く悔しい」と話して旅立った。

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2014年8月13日のニュース