川崎Ｆ　大久保　“本能”のＶ弾「考えずに打った方がいい」

＜川崎Ｆ・浦和＞後半３３分、川崎Ｆ・大久保（奥）がゴールを決めサポーターと喜ぶ

Ｊ１第１９節 川崎Ｆ２―１浦和

（8月9日 等々力）
　川崎Ｆの日本代表ＦＷ大久保嘉人（３２）が貫禄の決勝ゴールを決めた。

　「前線のみんなが絡んで、ユウ（小林）がスペースを開けてくれたし、そこにケンゴ（中村）さんが良いパスくれた。自分も力が入らずちょうど良かった」

　１―１の後半３３分、レナトが左サイドをドリブルで駆け上がりゴール前の中村にパス。逆サイドでフリーだった大久保がパスを受けると、狙い澄ましてゴール左隅に蹴り込んだ。

　「３試合点が入ってなかったし、いろいろ考えてましたけど、考えずに打った方がいいなというのはきょう分かった」

　Ｗ杯ブラジル大会にも出場し、疲労による体調不良に苦しんだ。「きょうは前半から割と動けた。１っこ前（柏戦）までは全然動けなかった。次も動けるとは限らないけど準備はしていきたい」。首位浮上へ頼れる男が調子を上げてきた。