川崎Ｆ　大久保弾で浦和に逆転勝ち　浦和14試合ぶり黒星

＜川崎Ｆ・浦和＞後半３３分、逆転ゴールを決めた川崎Ｆ・大久保は感情を爆発させる

Ｊ１第１９節 川崎Ｆ２―１浦和

（8月9日 等々力）
　サッカーのＪ１第１９節は９日、広島―鳥栖戦（Ｅスタ)が台風１１号の影響で中止となったものの、各地で８試合が行われた。等々力陸上競技場では３位川崎Ｆが２位浦和と対戦。試合開始直後に先制されたが、レナト（２５）のゴールで追いつくと大久保嘉人（３２）の決勝ゴールで２―１と逆転勝ち。勝ち点３６とした川崎Ｆは暫定ながら２位浦和と首位鳥栖に勝ち点１差と接近した。

　浦和は前半２分、阿部勇樹（３２）がゴール前にロングボール。相手のＤＦが頭でクリアしたボールを梅崎司（２７）が右足でゴールに叩き込み先制した。

　川崎Ｆも直後の同３分、左サイドの中村憲剛（３３）からの横パスを受けた森谷賢太郎（２５）が右足でシュート。左ポストを叩いたが、レナトが押し込んですぐに同点に追いついた。

　そして川崎Ｆは後半３３分、レナトが左サイドをドリブルで駆け上がりゴール前の中村にパス。逆サイドでフリーだった大久保がパスを受けると、狙い澄ましてゴール左隅に蹴り込んで逆転に成功。このまま逃げ切った。浦和は公式戦１４試合ぶりの黒星。

　この日中止となった広島―鳥栖戦（Ｅスタ)は１１日に代替開催される。