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リオ 日本人のごみ拾いを表彰 五輪で「見習って」

[ 2014年7月12日 09:08 ]

 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、日本代表の試合後に日本人サポーターが観客席のごみ拾いをしたことをたたえ、リオデジャネイロ州政府は11日、サポーター代表として駐リオ日本総領事や地元日系団体代表を表彰した。

 リオ州政府のカルロス・ポルチニョ環境局長は再生紙で作った表彰状を高瀬寧総領事に手渡し「言葉が通じなくても動作だけで素晴らしさが伝わってきた。日本人の行動は文化的な遺産だ」とたたえ「リオ五輪ではブラジル人にも見習ってもらいたい」と訴えた。

 2016年に五輪開催を控えるリオでは、セーリング会場となる港湾の水質汚染や路上へのごみ放置が深刻で、当局がポイ捨て禁止条例を施行するなど対策を強化している。だが、大きな効果は上がっておらず、表彰により市民の環境意識を高める狙いがある。

 W杯でリオでは決勝戦など7試合を実施。日本戦はなかったが、日本人サポーターのごみ拾いはブラジル各地のメディアが取り上げ、世界各国でも評判になった。(共同)

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2014年7月12日のニュース