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なでしこ 岩清水が執念の延長決勝弾!5大会ぶりの決勝進出!

[ 2014年5月22日 21:55 ]

<日本・中国>後半、先制ゴールを決め、笑顔でガッツポーズする澤

女子アジア杯準決勝 日本2―1中国

(5月22日 ベトナム・ホーチミン)
 サッカー女子アジア杯の準決勝 が22日、ベトナム・ホーチミンで行われ、1次リーグA組を1位通過したなでしこジャパンは同B組2位の中国と対戦。1―1の同点で突入した延長後半17分、岩清水のゴールで勝ち越し2―1で勝利。5大会ぶりの決勝進出を決め、初のアジア女王に大きく近づいた。

 4強入りを果たし、来年のW杯出場を決めた日本。所属クラブの都合でチームを離れたエースFW大儀見(チェルシー)の代役には23歳のFW高瀬(INAC神戸)が先発出場し川澄と2トップ。MF澤が阪口とダブルボランチを組んだ。

 立ち上がりから高い位置で積極的にプレッシャーをかける日本は再三、中国ゴールに迫るが、なかなか決定的なシーンをつくれない。すると中国も徐々にリズムをつかみ、カウンター攻撃を仕掛けるなど一進一退の試合展開のまま前半を0―0で折り返した。

 中国は過去8度アジア杯を制している強豪。日本にとっては最近7連勝中(延長戦含む)と相性の良い相手だが、佐々木監督は「選手の質が上がっている」と警戒していた。

 試合が動いたのは後半6分。宮間の左CKに、自身のマークを外してニアに走り込んだ澤が鮮やかにヘディングで流し込んで先制点を奪った。しかし同35分、自陣エリア内でのハンドでPKを与えてしまい、これを決められて同点に追いつかれた。

 延長戦に突入した激闘の決着はラストワンプレーだった。延長後半17分、左CKを宮間がファーサイドに放り込むと、岩清水が頭で合わせてゴールに押し込んだ。

 執念でつかんだ決勝切符。25日、なでしこはアジアの頂点に挑む。

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