セビリアがＰＫ戦制し７年ぶりＶ　ＧＫベトが２本セーブ

欧州リーグの優勝トロフィーを掲げるセリビアのイレブン

欧州リーグ決勝 セビリア０―０（ＰＫ４―２）ベンフィカ

（5月14日 イタリア・トリノ）
　欧州リーグ決勝が１４日に行われ、セビリアがＰＫ戦（４―２）の末にベンフィカを破って７季ぶり３度目の優勝を果たした。ＰＫ戦ではポルトガル代表ＧＫベト（３２）が２本をセーブする大車輪の活躍。大会ＭＶＰにはクロアチア代表ＭＦのイヴァン・ラキティッチ（２６）が選出された。ベンフィカは２季連続で決勝で涙をのんだ。

　守護神の嗅覚がさえ渡った。１２０分間で決着がつかず迎えたＰＫ戦。２人目のシュートを右に跳んで止めたベトは、３人目のロドリゴも右に思い切りよく跳んで好セーブ。一方のセビリアは４人が落ち着いてネットを揺らし、７季ぶりの戴冠をもたらした。ベトは「我々は新たな歴史をつくった。祖国ポルトガルのベンフィカを相手に戦えたことは誇り」と感無量の表情。監督として初タイトルとなったエメリ監督も「チームは困難なときに団結した。苦労することを学び、偉業を達成する準備ができていた」と目を潤ませた。