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清水FW長沢 公式戦5戦連発!昨季までJ2レンタル「無駄じゃなかった」

[ 2014年4月6日 18:50 ]

J1第6節 清水1―0甲府

(4月6日 中銀スタ)
 清水のFW長沢駿(25)が甲府との“富士山ダービー”で公式戦5試合連発となるゴールを決め、チームに開幕戦以来5試合ぶりとなるリーグ戦勝利をもたらした。

 前半22分、FWノヴァコヴィッチ(34)が相手のバックパスを奪って左サイドから長沢に横パス。走り込んで右足ダイレクトで押し込んだ長沢は「ノヴァコがいってくれたし、ノヴァコを信じてボールを待っていた。ノヴァコのおかげでゴールを決めることができた。本当に良かったです」とチームメートの名前を連呼して喜びをかみしめた。

 清水ユースから2007年、トップチームに昇格。1メートル91、80キロと恵まれた体でを武器に得点源としてチームから大きな期待を背負ってのプロ入りだった。だが、なかなか結果を残せず、11年に熊本、12年に京都、13年に松本と3年連続でJ2への期限付き移籍という形で武者修行。そこでも十分な結果を出したというわけではなかったが、生まれ育った清水に4年ぶりに戻って才能が花開いた。

 ナビスコ杯を含め、これで公式戦5試合連続ゴールとなった長沢は「自分だけの力でやったことではない。チームの皆のサポートがあったおかげで点が取れている。今度は自分のサポートで皆に点を取らせたり、チームを勝たせたりできるようにもっともっと頑張っていきたいです」と“恩返し”にも意欲的。「(J2での)3年間が無駄じゃなかったと今、結果を残して思っているし、自分自身、自信を持ってやっているのは大きい」。日本代表に待望久しい、大型ストライカー。清水にその有力候補がいる。

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2014年4月6日のニュース