×

ブラジル・マナウスのW杯会場でまた死亡事故

[ 2014年2月8日 09:28 ]

 6月に開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会に向け、建設工事が続く同国北部マナウスの競技場「アマゾニア・アリーナ」で7日、クレーンの部品が落下して作業員の男性(55)の頭部や胸を直撃し、男性は病院に運ばれたが死亡した。ブラジルのメディアが伝えた。

 同競技場では昨年12月にも作業員が屋根から転落して死亡する事故が発生。W杯関連施設の建設の遅れに加えて、開幕に間に合わせるための突貫工事で、作業員らの安全が軽視されているとの懸念が強まりそうだ。

 7日に死亡した男性はポルトガル人で、競技場の屋根を組み立てるのに使われたクレーンの解体作業をしていた。

 国際サッカー連盟(FIFA)幹部は短文投稿サイトで「極めて残念だ」と表明した。

 当初の計画では、同競技場は昨年12月に完成するはずだった。(共同)

続きを表示

2014年2月8日のニュース