×

ザックジャパン 3・5NZ戦が欧州組「最終選考」

[ 2014年2月8日 05:35 ]

笑顔でファンと握手する日本代表のザッケローニ監督

 ザックジャパンのW杯イヤー初戦、3月5日のニュージーランド戦(国立)が当落線上の欧州組にとっての「最終選考」となる。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)は7日、再渡欧した。出発前に成田空港で取材に応じ、同試合のメンバー編成について言及。Jリーグが開幕(3月1日)直後とあって「ある程度イメージはある。海外組が中心となる」と明かした。

 今回の日本滞在はわずか4泊5日。W杯の準備についてスタッフと協議した指揮官が欧州にトンボ返りするには理由がある。「大まかに言えば全員を、できる限り多くの選手を見たい」と欧州でプレーする代表候補を精力的に視察する考えだ。5月上旬に予定するW杯代表23選手の発表までの間に組まれているAマッチはニュージーランド戦のみ。その後は日本にとどまりJリーグを視察する見込みで、欧州組を生でチェックできるのはニュージーランド戦までの26日間しかない。

 「今週はニュルンベルクでバイエルン戦(8日)の清武を、その後はミラノでインテル戦(9日、対サッスオーロ)を見る」という。以降は大迫、細貝、乾、ハーフナーら当落線上にいる選手のコンディションを見極め、ニュージーランド戦でふるいにかける。

 選手選考と並行してW杯の準備も緻密に進めている。事前キャンプ地として調整が進むフロリダ州内の施設は、宿泊先から練習場への距離にまでこだわり、用具や強化試合の場所まで最適なものを追求する。妥協なき指揮官のお眼鏡にかなう選手は――欧州組にとっても勝負の26日間となる。

続きを表示

2014年2月8日のニュース