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C・ロナウド W杯前進弾!イブラとのエース対決制す

[ 2013年11月17日 05:30 ]

試合前に握手をするC・ロナウド(左)とイブラヒモビッチ

W杯欧州予選プレーオフ第1戦 ポルトガル1―0スウェーデン

(11月15日)
 14年W杯ブラジル大会の欧州予選プレーオフ第1戦が15日に各地で行われ、ポルトガルはエースのFWクリスティアーノ・ロナウド(28=Rマドリード)が決勝点を決めて、ホームでスウェーデンに1―0で先勝。フランスは敵地でウクライナに0―2で敗れ、5大会連続出場に黄信号がともった。またギリシャはホームでルーマニアを3―1で下して2大会連続出場に王手をかけ、初出場を目指すアイスランドはホームでクロアチアと0―0で引き分けた。ホーム&アウェー方式の第2戦は19日に行われる。
【プレーオフ結果】

 もつれ合いながらも強引に頭で決めた。0―0で迎えた後半37分。左からのクロスが入る。相手DFと競り合ったC・ロナウドは本能で体を投げ出した。低空ダイビングヘッド。体を張った泥臭い決勝点に、エースのW杯出場に懸ける執念が表れていた。

 C・ロナウド対イブラヒモビッチ。ともに主将を務める世界的なストライカー対決の第1ラウンドは、ポルトガルの主将に軍配が上がった。「重要なゴールだった。あと1、2点取るチャンスはあったが、いい結果でハッピーだ。これでポルトガルがわずかだが有利になった」。今季の絶好調ぶりを代表でも示した。

 所属するRマドリードでは、国内リーグ13試合16得点、欧州CLで4試合8得点。1試合1得点を超えるハイペースでともに得点ランク1位に立っている。この日は相手から厳しいマークを受けたが、後半40分には再び相手と競り合いながら今度は得意の打点の高いヘディングシュート。クロスバーを直撃して追加点はならなかったが、スウェーデン代表のハムレン監督が「85分抑えても、残り5分で2点を取れる選手」と警戒していた通りの活躍だった。

 「何がなんでもブラジルに行きたい」と言うように、自身3度目のW杯出場に懸ける思いは強い。その裏にあるのは過去2大会での不完全燃焼。4強入りした06年ドイツ大会、16強に終わった10年南アフリカ大会と、自身の得点は1点のみ。主将として迎える初めてのW杯でチームを初の世界一に導くためにも、予選で消えるわけにはいかない。

 「次の試合もバトルになる。難しい試合になると思うが、準備はできている」と力を込めた。19日の敵地で再びゴールを決めて、リベンジの舞台といえるブラジル行きの切符を手に入れる。

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