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「柏から世界へ」ホームで4強王手だ ACL準々決勝

[ 2013年8月20日 06:00 ]

JR柏駅前の商業ビルに掲げられた柏の後半戦日程ポスター

ACL準々決勝第1戦 柏―アルシャバブ

(8月21日 柏)
 柏は21日、ホームでアルシャバブ(サウジアラビア)とACL準々決勝第1戦を戦う。平日開催のACLは今季1試合平均の観衆が7180人と動員に苦戦してきたが、今回は集客作戦が実って1万2000人超えが確実な情勢。「柏から世界へ」のスローガンに乗って先手必勝を狙う。

 アジア4強に王手をかける大一番でホームが黄色く染まる。水曜開催ながら前売り券は柏側のゴール裏席に加え、メーン、バックスタンドも完売。収容人員が1万5349人となった11年以降では平日最多だった12年11月7日のG大阪戦の1万389人を超えるのは確実だ。売れ残っているアウェー席に関し、購入しても柏グッズの着用や持ち込み、柏の応援ができないことがクラブ公式サイトで告知される異例の事態となっている。

 FW工藤が「本気を出せば平日でもスタンドが埋まるということが証明された」と歓迎する人気ぶり。陰では地道な活動があった。職場などポスター掲示が可能な協力者を募集する「イエロー作戦協力隊」に加え、7月下旬の「柏まつり」でMF大谷ら4選手がパレードでACLを宣伝。約100人のファンも手作りプラカードで観戦を呼びかけ、柏市商工会議所青年部などの協力で柏市内の小学生1000人を招待することも決まった。

 「“柏から世界へ”というキャッチフレーズも凄く素晴らしい。サポーターやチームが舞台を整えてくれた。あとは選手がしっかり結果を出すだけです」と大谷主将。ホームで勝つしかない。

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2013年8月20日のニュース