大宮　小倉勉ＴＤの新監督就任を発表　２４日柏戦で初采配

大宮の新監督に就任した小倉勉氏。右は日本代表のザッケローニ監督（２０１２年４月撮影）

　Ｊ１大宮は２０日、小倉勉テクニカルダイレクター（４７）の監督就任を発表した。同日午後の練習から指揮を執り、８月２４日の柏戦が初采配となる。

　大阪府出身の小倉新監督は摂津高、天理大と進み、ドイツでの指導を経て市原（現Ｊ２千葉）で長くコーチを務め、２０１０年Ｗ杯南アフリカ大会や昨年のロンドン五輪でもコーチを務めた。ロンドン五輪後の昨年９月、大宮のコーチに就任。今年７月にはテクニカルダイレクターに配置替えとなっていた。

　Ｊクラブの監督を初めて務めることになった小倉新監督はクラブを通じて「このたび監督を務めさせていただくことになりました。今のチーム状況を少しでも早く立て直して、チームの目標達成に向けて選手、スタッフ、ファン・サポーター、チームに関わる全てのみなさまと共に闘いたいと思います。そしてシーズン終了時にはみなさまと共に喜び合えるように精一杯頑張りますので、ご声援よろしくお願いします」とコメント。

　大宮は前半戦を首位で折り返しながら、日本代表のコンフェデレーションズ杯出場に伴うリーグ中断明けから失速。５連敗後の８月１１日にベルデニック前監督を解任し、１７日の鳥栖戦では岡本ＧＭが暫定的に指揮を執ったものの逆転負けを喫し、現在６連敗となっている。