俊輔 J最多FK弾!首位陥落も新兵器の“ブレ球”披露

[ 2013年4月28日 06:00 ]

<横浜・甲府>前半4分、MF中村俊がFKを直接決め横浜が先制する

J1第8節 横浜1-1甲府

(4月27日 日産ス)
 J1第8節2日目は各地で7試合を行い、横浜はMF中村俊輔(34)がJ1最多に並ぶ通算16本目のFK弾で先制したが、後半ロスタイムに失点し、甲府と1―1で引き分け。勝ち点19で首位を大宮に明け渡し、2位に後退した。

 前半4分、相手ゴール正面、約30メートル。中村の左足から放たれた弾丸FKが4枚の壁の右端をすり抜け、ブレながらゴールネットに突き刺さった。「そういうキックもあるんだと思わせることができるから大きい」。J1通算得点はディアスに並ぶチーム歴代3位の52点目。鋭く曲げて落とす得意のFKに新たな武器が加わって、してやったりの表情を見せた。

 日本代表でも何度もピンチを救ってきたFKはまさに中村の代名詞。欧州で約7年半プレーしており、プレー期間約9年のJ1で16本は驚異のペースだ。今季もこれで3本目の得点。ただし、記録に関しては、J1でのプレーがわずか1年だった元祖FK名人、前監督の木村和司氏に敬意を表し「(昔からJリーグがあって)和司さんがいたら、和司さんだし(記録をつくっていた)」と淡々と振り返った。

 その左足は世界も認める。セルティック時代に欧州CLのマンチェスターU戦で決めた2本のFKは今も語り草。セルティックは中村の功績を称え、25番と「NAKAMURA」の名前が入った新シーズンのユニホームを毎年送っている。昨年にはスコットランド人のファン夫婦が、わざわざ中村に会いにクラブハウスまで訪ねてきたほどだ。

 残念ながら、試合は後半ロスタイムのラストプレーで同点を許し、ドロー。開幕以来守ってきた首位を大宮に明け渡し、2位に陥落した。それでも、背番号25は04年以来のタイトル奪取へ今後も黄金の左足に磨きをかける。

 ≪遠藤に並ぶ≫中村が直接FKで先制ゴール。中村の直接FK弾はこれでJ1通算16点目となり、遠藤(G大阪)と並んで歴代最多タイとなった。今シーズンの直接FK弾は第1節(湘南戦)第4節(FC東京戦)に次いで早くも3点目。わずか8試合目での年間FK弾3発は98年と並ぶ自身シーズン最多。円熟味を増した左足に今後は歴代通算、自身年間最多記録更新に期待がかかる。

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