×

なでしこ 田中美デビュー弾決めるもドイツに苦杯、連敗

[ 2013年3月8日 23:05 ]

<日本―ドイツ>前半、同点ゴールを決める田中美(左)

 サッカー女子の国際親善大会、アルガルベ・カップは8日、ポルトガルのパルシャルなどで1次リーグ第2戦を行い、A組の日本代表「なでしこジャパン」はドイツに1―2で屈し、2連敗となった。ドイツは1勝1分け。昨年準優勝した日本は同組1位の可能性が消え、2年連続の決勝進出はならなかった。日本は11日に第3戦でデンマークと対戦する。

【試合結果 A組日程&順位表 なでしこジャパンメンバー】

 6日の初戦ではノルウェーに序盤で2失点し、いいところなく敗れたなでしこだが、FWに18歳の田中美(日テレ)を抜てきするなど巻き返しを図る。次世代エース候補のなでしこデビュー弾がみられるか注目。この試合の主将は大儀見(ポツダム)が務める。MF宇津木(モンペリエ)が昨年6月以来の出場を果たした。

 なでしこ先発は、GK海堀、DF岩清水、鮫島、有吉、熊谷、MF川澄、田中明、宇津木、FW高瀬、大儀見、田中美。

 日本のキックオフで試合開始。前半1分、ドイツFWミッタークがシュートを決めるもオフサイドの判定で先制ならず。4分、ドイツが左サイドを突破、中央に折り返しMFオコイノダムバビがシュートを放つも枠を外れる。CKの連続を日本がしのぐ。7分、ゴール前の混戦でクリアボールを拾われ、MFファイストが豪快に決めドイツ先制。

 11分、ドイツの中盤左からのFKをケスラーが頭で合わせるも枠を外れる。日本は自陣での戦いを強いられる。

 16分、パスがつながり始めた日本、MF田中明から抜け出したFW高瀬につながり、GKと1対1になるもゴール左に外れる。18分、FKからゴール前でのこぼれ球に鋭く反応したFW田中美が左足で流し込んで代表デビュー戦初ゴール。同点。

 21分、抜け出したMF川澄がGKと1対1になるも止められる。雨が激しくなり、双方ボールコントロールに苦しむ局面が見られる。

 31分、ドイツ右からのCK、大きく飛びすぎゴール枠をとらえられず。 双方決定的なチャンスをつかむことが出来ず残り5分。

 42分、ドイツが右サイドを突破して中央に折り返すも決定力を欠き、ゴールは遠い。1-1で前半終了。

 後半から、MF田中明に代わり、田中陽。ドイツのキックオフで開始。

 2分、左から日本CK。低めのボールに大儀見が頭で合わせるも左に外れる。双方、水を含んだピッチにパス回し苦戦。

 10分、FWマロジャンが左ハーフウェー付近からのロングキック、そのままゴールに吸い込まれ、ドイツ勝ち越し。

 18分、日本のペナルティエリアを挟んで、ドイツが2分にわたる連続攻撃。守備陣が体を張って防ぎきる。

 24分、ドイツDFペーターからの折り返しをMFオコイノダムバビが合わせるもGK海堀が足を出してしのぐ。25分、ドイツMFオコイノダムバビに代わりポップが入る。

 27分、日本MF川澄が左から持ち込んでシュートを放つも右に外れる。

 28分、ドイツFWミッタークに代わりDFケルホウスキが入る。36分、ドイツMFファイストに代わりMFフートが入る。

 日本は散発的な攻め、FW田中美、MF宇津木が果敢にシュートを放つもでドイツゴールが遠い。

 ロスタイムは2分。このまま試合終了、日本は2連敗となった。

続きを表示

この記事のフォト

2013年3月8日のニュース