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岩清水“バルサ式布陣”なでしこの進化目指す!

[ 2013年3月4日 06:00 ]

パスを出しどころを見る岩清水

 国際親善大会アルガルベ杯(6日開幕)に出場するなでしこジャパンは2日、ポルトガルで初練習を行った。DF岩清水梓(26=日テレ)は局面に応じて3バックで対応する考えを披露。バルセロナ風で進化を目指す。

 「チームができたばかりなので試す時期。いろいろやって自分たちのスタイルが出てくれば」。言及したのは出発当日の1日に新たなアプローチを見せた紅白戦だ。4―4―2から両サイドバック(SB)が上がり、岩清水と長船のセンターバック(CB)が左右にスライド。田中明が1列下がり、3バックで2トップに対した。ボランチのブスケツが最終ラインに入る代わりに両SBが中盤で数的優位をつくり、スムーズにボールを回すバルサを思わせる。

 「見たことはあった。(田中)明日菜とかとしゃべっていて、やってみたらどうかと…」と岩清水。同じ4―4―2と対した際に、マッチアップをずらして最終ラインから攻撃を組み立て緊密な連係で中盤を攻略する。守備リーダーは「ボールを取られない時間を増やすことが今までより上に行くためのステップアップ。やってみる価値はある」。選手主導のアイデアで進化に挑む。

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