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香川 ラトビア戦で日本史上4人目の年間2桁弾を狙う!

[ 2013年2月6日 06:00 ]

ポールを使い汗を流す香川(中央手前)

 日本代表は6日、ホームズスタジアム神戸で13年初戦となる親善試合ラトビア戦を行う。昨年10月16日の親善試合ブラジル戦以来の国際Aマッチとなる香川真司(23=マンチェスターU)は左MFでの先発が濃厚。得意ゾーンではないペナルティーエリア外からも積極的にゴールを狙うことを宣言した。大詰めを迎えるW杯アジア最終予選やコンフェデ杯(6月15~30日、ブラジル)など重要な試合を控える13年は、得点バリエーションを増やして日本史上4人目となる国際Aマッチ年間2桁得点を目指す。

【予想スタメン 日本代表メンバー】

 得点量産に向けて新たなチャレンジに打って出る。冒頭15分のみが公開された公式練習。ラトビア戦に向けた最終調整でペナルティーエリア外から積極的にシュートを放つ香川の姿があった。13年初の国際Aマッチを前に「シュートへの意識を高く持ちたい。もっと強引に打つ必要がある。ペナ(ルティーエリア)外のプレーで物足りない部分があるので、ミドルエリアからも、どんどん狙っていきたい。トライすることが大切」とゴールへのバリエーションを増やすことを宣言した。

 自らの“弱点”を自覚していたからこその発言だった。香川は国際Aマッチ37試合12得点を記録しているが、ペナルティーエリア外からのゴールは2点だけ。その2発も20メートル以内から決めており、ミドル、ロングレンジからの得点は皆無だ。世界の強豪マンチェスターUでファンペルシー、ルーニーら世界的ストライカーのプレーを目の当たりにし、シュートエリアを広げる必要性を痛感。シュートレンジが広がれば相手をゴールの遠くに引き出せるため、得意とするペナルティーエリア内に進入しやすくなるメリットもある。

 弱点克服の先に、日本史上4人目の国際Aマッチ年間2桁得点を見据えている。過去に達成したのは釜本邦茂、三浦知良、岡崎慎司の3人だけ。香川は尊敬するカズに肩を並べることを目指しており「何よりもゴールはインパクトがある。早くゴールを決めたい」とラトビア戦での13年初得点を誓った。生まれ故郷の神戸で昨年10月12日のフランス戦以来のゴールを決めて、最高の形で13年のスタートを切る。

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