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救世主のはずが…札幌ブラジル人DF 持久走で脱落「きつい」

[ 2013年2月6日 12:21 ]

斉藤マネジャー(右)の“伴走”で走ったパウロン

 J2札幌は5日、熊本・大津町運動公園で練習を行った。午前練習で行った1000メートル×8本走で、新加入したブラジル人DFパウロン(23)が最後の8本目を“回避”。表情をゆがめ、倒れ込んだパウロンは「きついので必死だった」と音を上げた。

 元来、持久走は得意ではない。本人も自覚しているが、この日は周回を重ねるごとに同じグループで走った3人から離され、6本目からは斉藤マネジャーの伴走を受けた。J1時の昨季88失点と崩壊した守備立て直しの救世主として加入。開幕に合わせるブラジル流調整を続けているが、財前恵一監督(44)は「今のままじゃ試合には出れない。持久力のレベルじゃない」と苦言を呈した。

 指揮官は熊本キャンプ第1週の今週はフィジカル強化を打ち出しており、10日の練習試合まで午前はフィジカル、午後は戦術と2本立てで徹底的に鍛える。雨中で行われた午後練習のミニゲームでは、滑るピッチに足を取られながらボールを追ったパウロンは「練習をやりながら上げていく」と挽回を誓った。

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2013年2月6日のニュース