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香川3戦連続トップ下先発も不調 交代後に逆転勝ち

[ 2012年9月4日 06:00 ]

サウサンプトン戦で競り合うマンチェスター・ユナイテッドの香川真司(右)

プレミアリーグ マンチェスターU3-2サウサンプトン

(9月2日)
 マンチェスター・ユナイテッドの香川真司は精彩を欠いた。開幕から3戦連続トップ下で先発したが、ピッチに足を取られ転倒する場面が何度か見られ、前半16分にはボールを奪われて相手の先制点につながる痛恨のミス。後半4分に左足で惜しいシュートを放ったが、8月25日のフルハム戦でのプレミアリーグ初ゴールに続く2戦連発はならず、後半16分に交代を命じられる悔しい結果に終わった。試合後テレビ局の取材に「一試合一試合で(選手の)評価は変わる。悔しい舞台となった」と話した。

 香川が退いた後、中盤をトップ下を置かないシステムに変更してチームは逆転勝ち。ファーガソン監督は「スコールズが入って試合を一変させた」とボランチで途中出場したスコールズを絶賛。今後、中盤の形が変更される可能性もある。トップ下で起用されてきた香川の立場は苦しくなる。

 香川は日本代表に合流するため帰国する。15日の次戦ウィガン戦へ向け、指揮官は「シンジの回復力については把握しきれていない。チームにとっての不安材料だ」と長距離移動を余儀なくされる香川のコンディションを懸念した。香川にとって最初の試練が訪れるかもしれない。

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2012年9月4日のニュース