吉田監督　初４強もあっさり「もともと頂点目指してる」

Ｕ―２０女子Ｗ杯準々決勝 日本３―１韓国

（8月30日 国立）
　３―１の快勝に指揮官も思わず笑みがこぼれた。ヤングなでしこの吉田弘監督（５４）は「お互いに予選で厳しい試合をして疲れのある中で点をとれたのはよかった」と若き選手たちをねぎらった。

　２年前のＵ―１７Ｗ杯決勝でも韓国と対戦し敗れた吉田監督は「負けたくない気持ちはあると思うが、あまり意識はしていない。自分たちのサッカーをやり通して勝ちたい」と冷静に試合に臨んだ。前半８分に先制点を挙げた柴田が、同１９分にも勝ち越しゴールを放ち「きれいなシュートだった」とニッコリ。同３７分の田中陽のゴールが決まると、イスを飛び出してガッツポーズを見せた。

　これで日本女子史上初の４強だが、「もともと頂点を目指している。あと２試合、コンディションを整えて優勝に向かって頑張ります」と先を見据えた。