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J2大分に地元経済界が1億円支援 3億円返済、おおむねめど

[ 2012年8月21日 18:23 ]

 経営再建中のJ2大分は21日、J1への昇格条件となるJリーグへの3億円返済に向け、おおむねめどが立つ見通しとなった。「大分トリニータを支える県民会議」の役員会がこの日開かれ、経済界が1億円を財政支援することが決まった。クラブ側はすでに一般から約1億円の「J1昇格支援金」を集め、行政にも1億円の支援を要請している。

 会議終了後、大分商工会議所の姫野清高会頭は記者団に「すでに地元企業を中心に企業訪問を始めている。9月末までに1億円を集める努力をしたい」と支援を明言。大分県の広瀬勝貞知事も「市長会、町村会から協力したいと話があった。県としても応分の負担をしないと納得してもらえないと思う」と述べた。

 Jリーグから融資を受けていた3億円を10月中旬までに返済できない場合、J1昇格を懸けて戦うプレーオフへの参加資格を失う。クラブ側は一般への寄付を募る一方で、地元経済界や行政への支援を訴えていた。

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2012年8月21日のニュース