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ロンドン五輪へ弾み!沢、W杯決勝以来360日ぶりゴール

[ 2012年7月11日 19:40 ]

サッカー女子五輪壮行試合のオーストラリア戦で、後半に3点目のゴールを決め喜ぶ沢(10)と、祝福する(左から)大儀見、矢野、(1人おいて)熊谷、阪口

キリンチャレンジカップ2012  日本3―0オーストラリア

(7月11日 東京・国立競技場)
 思い切り右足を振り抜いた。2―0とリードして迎えた後半13分、左サイドからのCKで宮間が低いボールを中央に入れる。混戦の中で目の前に現れたボールに沢が瞬時に反応。ダイレクトで放たれたシュートはゴール左隅に突き刺さった。

 沢にとって代表180試合目となるゲームで、昨年7月17日のW杯ドイツ大会決勝米国戦以来、実に360日ぶりとなるゴール。「限られた中で結果を出せてよかった」。予告されていた交代時間が迫る状況でゴールする勝負強さも沢らしい。直後に田中と代わってベンチに下がった沢は控え選手たちとハイタッチをかわし、満面に笑みを浮かべた。

 ポルトガル遠征中に3月に良性発作性頭位めまい症を発症したが、ロンドン五輪に向けてコンディションは上向きつつある。悲願のメダル獲得へ「(五輪では)すべてのチームがライバル。ここまで来たら、やっぱり金メダルを目指したい。チーム一丸となって、もっと質を上げていきたい」と気合を入れていた。

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2012年7月11日のニュース