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C大阪 家長獲りへ正式オファー!清武の穴埋めに動く

[ 2012年7月10日 06:00 ]

韓国Kリーグの蔚山に所属する元日本代表MF家長

 現在14位と低迷しているC大阪が、韓国の蔚山現代に所属するMF家長昭博(26)の獲得に乗り出していることが9日、分かった。関係者によれば、正式オファーも提示しているという。日本代表MF清武の移籍に加え、韓国代表MFキム・ボギョンもイングランド2部のカーディフからオファーを受けるなど、欧州の複数クラブから獲得の打診を受けていることも判明。攻撃の核を一気に失う危機に備え、日本屈指のレフティー獲得を目指す。

 低迷打開の起爆剤として、C大阪が今夏の緊急補強へ動きだした。かつて日本代表に選出され、Aマッチ出場歴もある家長だ。関係者によれば、すでに家長サイドに正式オファーを提示したもよう。獲得に向け、交渉を進めているという。

 チームは現在14位で、降格圏の16位新潟とは勝ち点3差。クラブ関係者も「ぜひとも来てほしい人材」と話しているように、攻撃的MFの補強は急務となっている。日本代表の清武は7月からドイツ1部ニュルンベルクに加入。さらに今季いっぱいで契約が切れる韓国代表のキム・ボギョンにも、イングランド・チャンピオンシップ(2部相当)に属するカーディフから正式オファーが届いていることが、この日までに判明。欧州の複数クラブから獲得の打診がきており、今夏に流出してしまう可能性がある。

 家長は10年にC大阪でプレーし、リーグ戦3位躍進の原動力となった。11年にスペイン1部マジョルカに完全移籍したものの出場機会に恵まれず、今季から蔚山に期限付き移籍した。しかし新天地でも満足な出番を与えられていない。

 チームには最近の公式戦8試合で7得点を挙げているMF柿谷を、2トップの一角で起用したい意向もある。その柿谷を生かすためにも、高い個人能力を持った攻撃的MFは喉から手が出るほど欲しい人材だ。J2降格の危機が迫る中、救世主として家長の獲得を急ぐ。

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2012年7月10日のニュース