問題児が大仕事　バロテッリ「人生で最高の夜の一つになった」

＜ドイツ１―２イタリア＞２点目を決めてユニフォームを脱いだイタリア代表ＦＷバロテッリ
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欧州選手権準決勝 イタリア２―１ドイツ

（6月28日）
　優勝候補ドイツを相手に２ゴールを決め、イタリアを決勝へ導いたＦＷバロテッリ。「人生で最高の夜の一つになった」と喜びを語った。

　才能に恵まれながら、数々の“奇行”でメディアを騒がせてきた２１歳。夜遊び、花火遊びによる自宅のぼや騒ぎ、同僚との衝突…。今大会中もＭＦデロッシに「もっと成長しなければ」と苦言を呈された。

　だが、“問題児”は大一番でその実力を見せつけた。前半２０分、カッサーノの左クロスをヘッドで叩き込んで先制すると、同３６分にはモントリーボのロングボールに反応して相手ディフェンスの裏へ抜け、豪快に右足で追加点。喜びのあまり、ユニホームを脱ぎ捨てて仁王立ちした。

　決勝の相手は連覇を狙うスペイン。それでもバロテッリは「恐れていない。自分たちはどんな相手とも戦える」と闘志を燃やした。