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佐々木監督感激!吉田ら金メダリストから“金言”受ける

[ 2012年1月14日 06:00 ]

ビッグスポーツ賞表彰式で集合写真撮影の際、JFAの大仁副会長が現れず、(左から)内村、丸山、佐々木監督、室伏は皆、入口の方向を見つめる

ビッグスポーツ賞表彰式

 今夏のロンドン五輪で優勝を目指すなでしこジャパンが歴代の五輪メダリストから“金言”を受けた。佐々木則夫監督(53)とFW丸山桂里奈(28=千葉)が13日、都内で行われた第46回テレビ朝日ビッグスポーツ賞表彰式に出席。同席した女子レスリング55キロ級で五輪2大会連続金の吉田沙保里(29)らから五輪へ向けたアドバイスを受け、金メダルへの思いを新たにした。

 金メダル獲得へ、この上ないアドバイスを受けた。表彰式で佐々木監督は、08年北京五輪の体操個人総合銀メダリストの内村航平とロンドン五輪へ向けた熱いトークを展開。「内村選手は試合前日でも実戦的なハードな練習をすると言っていた。共感できるし参考にしたい」と語った。

 丸山も五輪で2大会連続金メダル獲得中の女子レスリング吉田と会談。「絶対に金メダルを獲らないといけない重圧の中で戦う心構えを学んだ」と目を輝かせた。佐々木監督から「もっと面白いこと言えないのか」と突っ込まれ「実はガールズトークでした」と慌てて軌道修正したが、アスリート同士の“ガチンコトーク”は話題に事欠かなかったようだ。

 なでしこジャパンは昨夏のW杯で優勝して一躍、注目を集めたが、五輪では08年北京五輪の4強が最高成績。メダル獲得はないだけに、04年アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリスト室伏広治らも出席したイベントは有意義なものとなった。

 また、佐々木監督は選手との写真撮影などをするイベント開催をうたう不審なダイレクトメールが出回っていることにも言及。「ロンドンに向けて努力している中で、非常に残念。名前は売れたが、それを悪用しないでほしい」と訴えた。

 W杯優勝後は表彰ラッシュで、佐々木監督は何度も丸山と一緒にイベントに出席。国際サッカー連盟(FIFA)の女子年間最優秀選手に輝いた沢を「神」とあがめる丸山から「監督はパパ」と言われると「変な意味のパパではないよ」と笑いを誘った。周囲を取り巻く環境が激変しても“佐々木節”は健在。謙虚な姿勢で歴代メダリストの金言を受け止め、ロンドンに生かす。

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