×

浦和再生へ切り札!柏木&山田直“W司令塔”

[ 2011年10月22日 06:00 ]

「絶対残留!」の横断幕を背にシュートを放つ山田直

 堀孝史新監督(44)が就任した浦和は21日、22日の横浜戦(日産ス)に向けて大原グラウンドで最終調整を行った。

 紅白戦ではMF柏木陽介(23)とU―22日本代表MF山田直輝(21)の2人がトップ下に入る新布陣4―1―4―1を採用。チームワーストタイの5試合連続無得点中と極度の不振でJ2降格の危機にさらされている浦和が“ダブル司令塔”でテコ入れを図る。

 再生レッズの切り札はダブル司令塔だ。堀体制となって2日目の練習では紅白戦が行われ、レギュラー組のシステムはペトロヴィッチ前監督が主に採用していた4―3―3でも、最近取り入れた4―4―2でもなく、4―1―4―1だった。4人の攻撃的な中盤は、梅崎、柏木、山田直、原口の豪華メンバー。特に1トップのエスクデロの後方には、柏木、山田直という浦和の誇る2人の才能がトップ下として君臨した。

 今季はボランチとしてプレーする機会が多かった柏木は「ペトロ(前監督)のときより自由を与えられるので、ポジションチェンジとかで混乱させたい」と、積極的な飛び出しで好機をつくることを約束した。2試合ぶりの先発復帰が確実となった山田直も意欲的だ。「(周りの選手の)フォローが多くなるし、攻撃のバリエーションが増える。原口が1対1になるのも増えるし、そこまでやるのが(自分の)役目になる」と腕をぶしている。

 チームはリーグ戦で8試合勝ち星がない上に、チームワーストタイの5試合連続無得点と、深刻な得点力不足に泣かされている。新システムの4―1―4―1なら攻撃的な選手が5人に増え、豊富な中盤のタレントを活用することが可能となる。わずか2日間の準備でも、原口は「流動的にできるし、みんなやりやすいようになっている」と手応えを感じている。

続きを表示

この記事のフォト

2011年10月22日のニュース