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ザック監督 早くも太鼓判 今野「監督の要求は高いが…」

[ 2011年10月13日 10:16 ]

 サッカー日本代表が5大会連続のワールドカップ(W杯)出場に向け、順調な足取りを続けている。11日の2014年ブラジル大会アジア3次予選C組第3戦でタジキスタンを8―0で粉砕し、2勝1分けの勝ち点7で得失点差の首位。ザッケローニ監督は「このプレーを続けられれば何も心配ない」と早くも太鼓判を押した。

 タジキスタン戦はFW1人を残して10人で守備を固めた相手を、いずれも驚異的な7割以上のボール支配率と39本のシュートで崩した。9月の予選2試合は攻めあぐねて1点ずつしか奪えなかったが、課題を修正しながら3試合目で同監督が「すべて良かった」と満足する域に達した。

 監督は大勝の要因を2つ挙げた。「立ち上がりから意欲的に攻め込み、主導権を握った。ボールを持たない選手の動きの質が良く、好機を引き出した」。合宿のミーティングや練習で要求してきたプレーを選手たちは本番で忠実に実行した。

 日本は11月にタジキスタンと北朝鮮とのアウェー2連戦に臨む。ともに劣悪なピッチが予想される中、攻撃での積極性が増し、パスの受け手の動きが著しく進歩したのは大きい。「ザック・ジャパン」でただ1人全試合フル出場のDF今野(FC東京)は「監督の要求は高いが、それに応えて常に成長していたい」とチーム全体の向上心を代弁した。

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2011年10月13日のニュース