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アウェーのタジク戦、「芝短く」要求あっさり通る

[ 2011年10月13日 06:00 ]

W杯アジア3次予選C組 日本―タジキスタン

(11月11日 タジキスタン)
 日本協会の異例の要請が、タジキスタン協会に受け入れられた。8―0で大勝した11日の試合後に、11月11日のアウェー戦の試合会場の芝生を短く刈り込むように頼んだところ了承された。小倉会長がこの日「芝生を短くしてほしいと言ったら通りました」と明かした。芝生が短ければパススピードが上がるため、ショートパスを多用するザックジャパンには朗報となる。

 W杯で使用する競技場の芝生の長さは3・5センチが基準。Jリーグで使用される競技場は2・5センチ前後が多い。中央アジアや中東では、より長い芝生が一般的で、日本は9月6日のウズベキスタン戦で5センチ近くある深い芝生に苦しみ、1―1の引き分けに終わった。

 タジキスタンにとって芝生カットは不利だが、ラフィコフ監督は「世界レベルの日本と試合をして勉強したい」と結果よりも質の高い試合を重視。既に3次予選敗退が濃厚ということもあり、快く了承した形だ。

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2011年10月13日のニュース