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U―22主将の山村が骨折!11月五輪予選アウト

[ 2011年9月28日 06:00 ]

左第5中足骨亀裂骨折の重症を負ったことが分かった流通経大のU―22日本代表MF山村和也

 流通経大のU―22日本代表MF山村和也(21)が左第5中足骨亀裂骨折の重症だったことが分かった。

【メンバー ロンドン五輪アジア予選】

 慢性的な痛みを抱えていた患部の状態が26日の練習で悪化。27日に精密検査を受けた結果、骨折が判明した。近日中に手術を受ける見通しで、11月のロンドン五輪アジア最終予選2試合の出場は絶望的。代えの利かない主将の離脱は5大会連続の五輪出場を目指す関塚ジャパンにとって大きな痛手となる。

 関塚ジャパンの行く手に暗雲が垂れ込めた。山村が左足に異変を訴えたのは26日の練習中。患部に激しい痛みが出たため、トレーニングを途中で切り上げた。一夜明けた27日のエックス線検査で左第5中足骨にひびが入っていることが判明。流通経大の中野監督は「以前から痛みがあったところが悪化した。手術する方向で考えている。復帰は早くても12月になると思う」と明かした。早ければ28日にも手術を受ける見通し。

 山村はJリーグの9クラブからオファーを受け、13日に来季の鹿島入りを決断。今月下旬には鹿島と仮契約を結ぶ予定だ。「どのクラブに行くか、人生で一番、悩んだ」と進路決定に悩む中で、代表と大学を両立する過密スケジュールをこなした結果、体が悲鳴を上げた形だ。代えの利かない主将を襲ったアクシデント。マレーシア戦の快勝発進から一転、5大会連続の五輪切符獲得はイバラの道となった。

 ◆山村 和也(やまむら・かずや)1989年(平元)12月2日、長崎県出身の21歳。国見中、国見高を経て08年流通経大進学。来季の鹿島入団が内定している。U―18から各世代の代表に選出され、10年W杯南アフリカ大会にはサポートメンバーとして同行。10年1月6日のイエメン戦で国際Aマッチデビューしている。利き足は右。1メートル84、75キロ。

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2011年9月28日のニュース