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バルサまず1冠!メッシ3得点2アシスト全得点絡んだ

[ 2011年8月19日 06:00 ]

<バルセロナ・Rマドリード>C・ロナウド(右)を振り切り、GKカシージャス(左)もかわしてゴールを決めるメッシ

スペイン・スーパー杯第2戦 バルセロナ3―2Rマドリード

(8月17日 バルセロナ)
 第2戦が17日に行われ、昨季のリーグ王者バルセロナがスペイン国王杯覇者レアル・マドリードを3―2で下し、2戦合計5―4で3季連続10度目の優勝を達成した。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(24)が終了間際の決勝点を含む2得点1アシスト。終了間際の乱闘騒ぎで後味が悪い幕切れとなったが、今季初タイトルを手にした。

 試合を決めたのは黄金の左足だった。2―2の後半42分、右クロスに飛び込んだメッシが利き足を強振。バルセロナに今季タイトル1号をもたらす決勝点を突き刺した。

 「またバルサで優勝できてうれしいね」と背番号10。前半15分に絶妙のスルーパスでイニエスタの先制点を演出すると、1―1とされた同45分に追加点。左CKのこぼれ球を胸でコントロールし、ピケのヒールパスを受けると右足で蹴り込んだ。

 14日の第1戦は1得点1アシストと結果こそ出したが、調整不足で鈍い動きが目についた。しかし、この日は状態上向きで再三好機に絡む活躍。2戦合計5―4で3得点2アシストと全得点に絡んだ。スーパー杯通算得点は8。Rマドリードで7得点のFWラウル(現シャルケ)をかわして最多得点記録を達成した。

 チーム強化の手応えも得た。後半37分から出場して決勝点の起点となったのはアーセナルから加入のセスク・ファブレガス。かつてバルサ下部組織でともに汗を流し、8年ぶりの古巣復帰となった旧友はスペイン代表でシャビらバルサ主力と交流を続け、加入3日目のデビュー戦でスムーズにチームに適応。メッシは「素晴らしい新戦力がチームにいいものをもたらしてくれる」と笑った。

 12月に日本でのトヨタ・クラブW杯を控える今季は史上初のシーズン6冠を狙う好機。絶対的存在のメッシに新戦力で幅を広げたバルサが最高の形でシーズンを迎えた。

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2011年8月19日のニュース