横浜４連勝！俊輔“旧友対決”制す決勝弾

＜磐田・横浜＞勝利を収めサポーターの声援に応える横浜・中村

Ｊ１第３節 横浜２―１磐田

（7月9日 ヤマハ）
　横浜が４年ぶりの４連勝を飾った。アウェーで磐田と対戦。１―１の後半６分、左太腿の故障から５試合ぶりに復帰したエースＭＦ中村俊輔（３３）が旧友の磐田ＧＫ川口能活（３５）からＰＫを決めて２―１で競り勝った。

　横浜は今季３度目の逆転劇で首位・柏との勝ち点１差をキープ。７季ぶりの優勝へさらに勢いを増してきた。

　チームを４連勝へ導いたのは、旧友対決を制した頼れるエースだった。１―１の後半６分、ペナルティーエリア内でＭＦ小野が倒されて得たＰＫを、中村が左足でゴール右隅に突き刺した。左胸のエンブレムを右手で叩き喜びを爆発。左太腿の故障から５戦ぶりの復帰戦を勝利で飾り「タイミングを少し外せた。入って良かった」と安どの表情で振り返った。

　かつて横浜でチームメートだった川口とは、練習で何度もＰＫ対決を繰り広げた。互いを知り尽くしているだけに「やりづらかった」というが、ボールをセットしてから蹴るまでの数秒間の駆け引きで勝負は決した。「蹴る瞬間になったとき、オレの目を見たから止めて、自分のタイミングで打った」。相手に惑わされずにゴールを決め、川口を「読みは当たっていたんだけど」と悔しがらせた。