リール５７季ぶりリーグＶ　フランス杯と２冠は６５季ぶり

　フランス１部リーグ第３７節の１０試合が２１日に行われ、リールが５７季ぶり３度目の優勝を決めた。パリＳＧと２―２で引き分け、最終節を残して２位マルセイユとの勝ち点６差を守った。フランス杯との２冠は６５季ぶりとなった。

　リールが攻撃サッカーで頂点を極めた。レンヌから加入１年目でブレークしたセネガル代表ＦＷソウが後半１４分、単独得点王に浮上する通算２２点目で一時勝ち越し。追いつかれて優勝を白星で飾ることはできなかったが、チームとしてもリーグ最多の６５得点で５４年以来の復活Ｖを遂げた。就任３年目でショートパス主体のスタイルを浸透させたガルシア監督は「１５年、２０年が過ぎても素晴らしい思い出を共有できる」と感慨深げだった。