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地元で決める!永井「大差で勝ってアウェーに」

[ 2011年5月17日 06:00 ]

別メニューで調整する永井

U―22日本代表合宿初日

(5月16日 愛知県豊田市)
 12年ロンドン五輪出場を目指すU―22日本代表の合宿が16日、愛知県豊田市内でスタートした。初日はリカバリーに努めたFW永井謙佑(22=名古屋)はチームの本拠地・豊田スタジアムで開催されるアジア2次予選クウェート戦(6月19日)に早くも闘志を燃やした。約1カ月後に迫った予選本番に備えた合宿は18日まで行われる。
【U―22代表合宿メンバー 日程&結果】

 時折、笑みを見せていた永井の表情が引き締まった。6月19日に名古屋の本拠地・豊田スタジアムで行われるW杯2次予選クウェート戦に関する質問が出た時だった。

 「やり慣れた地なんで気持ちは入りますね。初戦で大差で勝ってアウェーに乗り込みたい」

 2次予選はホーム&アウェー方式。突破のためにはホームでの初戦に勝っておきたい。永井は勝つだけではなく、敵地での第2戦も見据えて大量得点を奪うことを明言した。もちろん自信があるからこそのせりふだ。

 豊田スタジアムでプレーしたのは、神戸の特別指定選手だった昨年4月の名古屋戦と、今年3月の今季リーグ開幕戦横浜戦の2試合。横浜戦では後半21分から出場。0―1の終了間際に自慢の快足を生かしてドリブル突破。同点につながるPKを誘発してドローの立役者となった。名古屋の練習場と同じ長さに刈りそろえられている芝生も足になじんでいる。まだ得点こそないが、良いイメージが残っている。

 前日15日の甲府戦にフル出場したため、この日は大迫(鹿島)や比嘉(流通経大)ら7選手とともに別メニューで調整した。リラックスした表情を見せるなど体調は悪くない。ミーティングでは関塚監督から残り1カ月の過ごし方を指導され、バルセロナやマンチェスターUなどのビデオを見て得点のイメージを膨らませた。18日の練習試合J2岐阜戦には出場する見込みだ。「攻守の部分を確認したい」。今合宿は小野(横浜)が負傷で辞退し、宇佐美(G大阪)も招集されていない。地元で迎える予選初戦へ向けて、エースとして関塚ジャパンをけん引していく。

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2011年5月17日のニュース