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レイナ痛恨OGでリバプールはドロー発進

[ 2010年8月17日 06:00 ]

<リバプール・アーセナル>後半終了寸前、リバプールのオウンゴールでドローに

 イングランド・プレミアリーグは第1節の1試合が15日に行われ、リバプールはホームでアーセナルと1―1で引き分けた。退場で10人となりながら先制したものの、終了間際にGKレイナが痛恨のオウンゴール。勝ち点3を逃した。

 目を閉じたリバプールの守護神は両手をひざにつき、崩れ落ちそうな体を支えた。満員の本拠で迎えた開幕戦でよもやの失態。GKレイナの手から勝利がこぼれ落ちた。
 「あの場面以外はゴールを死守していた。肩に負傷を抱えながらよくやっていたと思う」とホジソン監督。“あの場面”は1―0で迎えた後半45分だった。相手FWシャマフのヘディングシュートが右ポストを直撃。レイナはゴール方向に戻る形でリバウンドを捕球しようとしたが、よもやのファンブルでボールはゴール内へ弾んだ。
 新加入のMFコールが前半終了間際に危険なタックルで退場。それでも後半開始直後に相手のスキを突いて先制した。数的不利な状況ではそのまま逃げ切るのが理想。ホジソン監督は守備を固めたが、ムードメーカーとしてスペインのW杯優勝にも貢献した男が、期待を裏切る結果を招いた。
 昨季は7位に終わり、5季ぶりに4強入りを逃した。ピッチ外でもクラブ売却騒動が原因で落ち着かない状態が続く。開幕直前に「マンUやアーセナル、チェルシーなどと差は大きい」と漏らした指揮官の不安が現実となるのか。苦戦を予感させるスタートとなった。

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2010年8月17日のニュース