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鹿島逃げ切れず…終了間際に痛恨の失点

[ 2010年8月17日 21:21 ]

前半、先制ゴールを決めて祝福される鹿島・大迫(左)

 【鹿島1-1G大阪】試合終了間際だった。逃げ切りを狙った鹿島は、G大阪の橋本にゴールを許し、痛恨の引き分け。オリベイラ監督は「悪い結果となった」と顔をしかめる。手にしかけていた前人未到のJ1通算350勝目がするりと逃げていった。

 得意の先行逃げ切りの形はできていた。前半6分、左サイドでボールを受けた興梠が素早くクロス。走り込んだ大迫が頭で合わせて先制点を決めた。故障で欠場のマルキーニョスの不在を感じさせない、一瞬のすきを突いた一撃だった。
 後半は「マークをしっかりしろ」というオリベイラ監督の指示を徹底。より守備を固め、全員が足を止めずに球際で圧倒し続けた。だが、後半20分に2度目の警告で中田が退場。何とかしのいでいた数的に不利な状況は、最後の最後で守備を破られた。指揮官は「11人だったら失点は抑えられていた」と嘆いた。
 前戦でも前半に1点を先制しながら、後半に同点に追い付かれた。これで3戦連続で白星なしとなり、やや停滞している。4連覇を狙う王者にとって、勝負どころの8月を迎えている。

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2010年8月17日のニュース