浦和勝てない…今季初の３連敗で１１位転落

浦和・フィンケ監督はピッチを一人見つめる

　【浦和１－３名古屋】浦和が今季初の３連敗で１１位に転落した。後半９分、闘莉王に先制を許して失点。同２０分に宇賀神のミドル弾で追いついたが、終盤にミス絡みで立て続けにゴールを割られた。

　最近１１試合で挙げた勝ち点はわずか７と深刻な状況。それでもフィンケ監督は「長い時間、優れたプレーを見せられたと思う。チャンスはつくれた」と強気で、闘莉王についても「選手が以前所属していたチーム相手に点を決めるのは、よくあること」と答えた。
　先発予定だった鈴木が試合前のアップで右ふくらはぎを負傷し、急きょ細貝が先発。主導権を握った前半にゴールが奪えず、後半に運動量が激減して失速する試合展開は相変わらずだった。今後は１７日に仙台、２１日に湘南と下位との試合が続く。橋本社長は「（監督交代は）全く考えてない」と話したが、負けが込めば指揮官の進退問題に発展するのは必至だ。