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家長が決勝点!C大阪が競り勝つ

[ 2010年8月15日 20:59 ]

京都―C大阪 後半、決勝点を決めてポーズをとるC大阪・家長

 【C大阪1-0京都】好調C大阪を引っ張っているのは間違いなくこの男だ。中盤の要、家長が決勝ゴール。いつもは中盤の中央で得点機を演出する立場だが、この日は前線に顔を出し、強烈な一発をたたき込んだ。

 5連敗中の京都のがむしゃらな攻撃に対して受け身に回った。好機をつくれず、0―0の引き分けがちらつく後半36分。大仕事をやってのけた。
 乾からのパスをゴールを背にして受け、すかさず右に反転。DFが対応する暇を与えず、左足を振り抜いた。「いいプレーはできてなかったけど、ゴールを決められたのは良かった」と決勝点を喜んだ。
 大分から今季新加入。大黒柱だった香川がドイツに移籍する前はどこか窮屈そうにプレーしていたが、司令塔となった今は水を得た魚のように駆け回っている。
 G大阪ユース時代から将来を嘱望される24歳だ。クルピ監督は「フィニッシュの数を増やしていけば、間違いなく日本を背負っていく存在になる」と太鼓判を押す。
 家長自身もそれを自覚している。「課題はゴールへの意識を高めること」。C大阪での活躍が自分の将来を切り開くと信じている。

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2010年8月15日のニュース