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川崎Fが後半2ゴール!4位守って名古屋戦へ弾み

[ 2010年8月15日 22:12 ]

川崎―広島 後半9分、先制のゴールを決めジュニーニョを背負って走る川崎・田坂=等々力

 【川崎F2-0広島】前半は互いに運動量が少なかったが、後半になって活発になった川崎Fは田坂の右足ミドルシュートで先制し、さらに中村のクロスをヴィトール・ジュニオール が頭で決めた。川崎Fは勝ち点を32に伸ばし、4位を守った。

 うだるような蒸し暑さの中、首位戦線へ食らい付こうとする川崎Fの意地が広島を上回った。高畠監督は「攻守の切り替えにめりはりがあった。FWだけじゃなく、攻撃的な中盤の選手が点を取れたことも大きい」と、夏場の厳しい試合に完勝したチーム力に満足げだ。
 口火を切ったのは田坂だった。後半9分、パスを受けると狙い澄ましたように右足を振り抜き、ゴール右隅へ鮮やかにミドルシュートをけり込んだ。広島の下部組織出身のMFは今季初ゴールに「ゴールが見えたら打とうと思っていた。やっと取れた」と笑った。
 さらに後半21分には中村の柔らかなクロスをビトールジュニオールが頭でたたきつけ、故障で出遅れていたブラジル人MFが追加点。前節後、チーム最多7ゴールのレナチーニョが起用法をめぐって不満を示すなどチーム内にはゴタゴタもあったが、ピッチ上では伏兵が躍動し、確実に勝ち点3を奪った。
 高畠監督は終盤に中村、稲本、ジュニーニョと看板選手を下げて温存。念頭には18日に迫った首位名古屋戦がある。中村は「ホームなので絶対に勝ち点3。首位から引きずり降ろす」と、気合を込めて天王山に臨む。

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2010年8月15日のニュース