元韓国代表ＦＷ李天秀　デビュー戦でキラリ

＜大宮―磐田＞後半、攻め込む大宮・李天秀

　【大宮０―０磐田】韓国代表の元エースが初めてＪリーグのピッチに立った。大宮のＦＷ李天秀。見せ場は後半３２分だった。鋭い切り返しで相手のマークを外し、シュート。ボールは左にそれたが、以前の輝きをのぞかせた。

　ワールドカップ（Ｗ杯）の中断中の６月下旬にチーム練習に加わり、公式戦は初めて。「攻撃の選手として０―０で終わったのは悔しい」と振り返りつつも「久しぶりに大勢の観客の前で試合ができて感動している」と笑みものぞかせた。
　２度のＷ杯に出場し、得点も決めた。レアル・ソシエダード（スペイン）時代は欧州チャンピオンズリーグにも出場。かつては朴智星（マンチェスター・ユナイテッド）と並び称されたアタッカーも２９歳になった。欧州では不完全燃焼に終わったが、「数多くのゴールを決めたい」と日本での復活を目指している。