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勇敢だった“チャルア”「世界にウルグアイ人の魂を見せた」

[ 2010年7月11日 10:19 ]

国旗を振り、スタンドから健闘をたたえるウルグアイのサポーター

 10日のW杯南アフリカ大会3位決定戦で、ドイツに敗れたウルグアイ。1970年メキシコ大会と同じ4位だったが、準決勝のオランダ戦に続く後半ロスタイムでの猛攻に、首都モンテビデオでは「世界にウルグアイ人の魂を見せた」と選手をたたえる声が上がった。

 フォルランが放ったフリーキックがクロスバーにはじかれた後、試合終了の笛。地元テレビは、勇猛果敢で知られる先住民族チャルアに代表選手をたとえ「23人の“チャルア”たちが勇敢に戦った」と絶賛した。大通りには国旗を身にまとった市民が行進し、あちこちで爆竹が鳴った。
 試合中は、人通りは絶え、車の通行もほとんどなく、国中が試合を見守った。首都在住の男性(38)は「欧州の強豪を相手に最後まであきらめず、よくやった」としみじみ話した。(共同)

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2010年7月11日のニュース