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磐田FW 2戦連続やるぞ!シーサーダンス

[ 2010年4月16日 11:08 ]

J1初ゴールから一夜、リラックスムードで汗を流すFW荒田(右)

 J1磐田のFW荒田智之(24)が“2戦連発”を狙う。FW李根鎬(イ・グノ、25)が14日ナビスコ杯横浜戦で左背筋を痛め、17日の大宮戦(ヤマハ)の出場は微妙。荒田の2戦連続先発の可能性が高い。J1初得点を挙げた横浜戦に続き、2試合連続ゴールを決めて14位に甘んじているチームの起爆剤となりたいところだ。

 ランニングとボール回しといった試合翌日の軽めのクールダウンメニュー。荒田は終始明るいムードでこなしていった。「出場したら結果を、と思っていたので。チームも勝ててホッとしました。清水東高や専大の友人からいっぱいメールが来ました」。J1初ゴールに対する祝福の嵐に笑みがこぼれた。
 余韻に浸っている暇はない。横浜戦で左背筋を痛めた李根鎬(イ・グノ)がこの日は別メニュー調整。柳下監督は「あす(16日)も治療に当てさせる」と、大宮戦の先発出場は微妙だ。そうなると荒田に2戦連続先発の可能性が出てくる。「出たら横浜戦と同じように、ペースを考えないで、最初からゴールを目指して思い切りやるだけ。他にいい選手もいるので」。荒田は体力が尽きるまでがむしゃらにボールを追う、自分のスタイルを貫き通す考えだ。
 「ボールを持っていない時の動きがいいし、(横浜の日本代表DF)中沢、栗原に対してもいい動きができていた」と柳下監督の評価も高い。この日のランニング中に柳下監督から声を掛けられ、高い位置でボールを奪う守備の意識について再確認。攻守で2戦連続スタメンの準備は整っている。
 横浜戦ではゴール後のシーサーダンスをヤマハスタジアムのサポーターに初披露した。荒田は「またやりたいですね」と不敵な笑みを浮かべた後、「アピールするのが大事。FW争いに食い込みたいですね」と表情を引き締めた。好調の波に乗り、2戦連発で前田、李根鎬の“不動の2トップ”に割って入りたいところだ。

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2010年4月16日のニュース