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21試合連続失点中の清水 タフなDF G大阪完封に執念燃やす

[ 2010年4月16日 11:08 ]

山形から静岡に戻った清水DF平岡だが、疲労を感じさせなかった

 好調・清水はDF平岡康裕(23)が、21試合連続失点中のG大阪戦での無失点勝利に意欲を見せた。

 ナビスコ杯で山形に遠征した選手は15日午後、静岡に戻って軽めに調整した。G大阪戦で先発が濃厚なほとんどの選手は山形遠征に参加しなかったとはいえ、チームで唯一すべての公式戦に先発し、G大阪戦も先発が予想されていたDF児玉が山形戦で負傷。児玉に代わり前半25分から出場し、無失点に貢献したDF平岡が、G大阪戦で先発することが濃厚だ。
 11日の仙台戦も先発し、7日間で3戦はプロになって「初めての経験」。しかも静岡―山形―静岡―大阪の総移動距離は約1500キロ。さらに山形戦は気温3・2度の寒さの中、突然出番が巡ってきたが、ひょうひょうとプレーした平岡に、長谷川監督は「頑張ってもらうしかない」と期待を寄せた。
 08年に期限付き移籍した札幌での経験が平岡をタフにした。「札幌で移動と寒さには鍛えられました」と平岡。移動中も「最初は音楽を聴いていますが、電車や飛行機の微妙な揺れで、すぐに寝られる。移動中に寝ても、夜はぐっすり寝られます」と平然と言った。
 清水はG大阪戦に限れば01年12月24日の天皇杯準々決勝で完封して以来、無失点がない。過密日程の中、G大阪の攻撃を封じて不敗記録を伸ばせば、清水は優勝への第1関門を乗り越えることになる。

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2010年4月16日のニュース