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小笠原ならできる“変幻自在の中盤”

[ 2010年1月29日 06:00 ]

器用にヒールでリフティングする小笠原満男

 【日本代表合宿】MF小笠原(鹿島)の加入で岡田ジャパンが“変幻自在の中盤”の確立を目指すことになった。27日の紅白戦に続いて28日も先発組の右MFに入った小笠原は「積極的にポジションチェンジをしていければいい。(4人が)同じイメージを持っているから、うまくやれる」と明言。ボランチの遠藤も「(中盤の)並びはゲームの中でどんどん動かしていけばいい」と話した。

 本来、右MFでプレーする中村(エスパニョール)はボランチの経験が少ないために、左右のポジションチェンジはするが、ボランチと入れ替わるケースは少ない。中村より守備能力が高い小笠原が入ったことで、ボランチまで下がってもプレーできるMFがそろった。さらに激しくポジションチェンジを繰り返すことで、より相手守備陣をかく乱することが可能になるメリットもある。

 中村憲は「後ろに行ったり、前に行ったり、ポジションを固定することはない。自由にやろうと話している」と、稲本も含めた中盤の4人で意思統一を図っていることを明かした。今合宿で連係を深めていく変幻自在の中盤が、日本代表の新たなオプションになる。

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2010年1月29日のニュース