ルーニー劇的ＶヘッドでマンＵ連覇王手

　イングランドリーグ杯準決勝第２戦の１試合が２７日に行われ、連覇を狙うマンチェスター・ユナイテッドが３―１でマンチェスター・シティーを下し、２戦合計４―３で決勝進出を果たした。後半ロスタイムに決めたイングランド代表ＦＷウェイン・ルーニー（２４）のゴールが決勝点となった。アストンビラとの決勝は２月２８日に行われる。

　最後の最後で魅せた。２戦合計３―３で並んでいた後半ロスタイム、ルーニーがＭＦギグスの右クロスを頭で合わせ、死闘となったダービーに終止符を打った。「われわれの方が勝者にふさわしかった。チャンスはあると思っていたし、幸運にもロスタイムに決められた」。後半２８分に決定機を逃していただけに、ゴール直後は側転して喜びを爆発させた。

　２３日のハル戦では自身初の４得点を記録するなど、１９ゴールで得点ランキングのトップに君臨している。Ｃ・ロナウドがいた昨季はサイドに広がることが多かったが、今季は役割が変わってゴール前でのプレーが増えた。イングランド代表のカペッロ監督から教わった「より前へ、より中へ」をクラブでも実践し、Ｗ杯イヤーで好調を持続している。ファーガソン監督も「ワールドクラスのパフォーマンス」とヒーローを称えていた。